投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018に参加してきたって話

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こんにちは、ミドノン(@LearnMidonon)です。

昨日、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018(FOY)」に参加してきました。

鉄は熱いうちに打てって事で記憶の残ってるうちに記事にします!

そもそもFOYって何よ?

ブロガーがおすすめ・気になっているファンドに投票して、そのNo.1を決めるイベントです。

またの名を大規模オフ会とも。←嘘です

投資信託について一般投資家の目線でつねに考え、情報を集め、ブログを書いている投信ブロガーたち。投資信託の事情通である彼らが支持する投資信託はどれか?

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018から引用

FOY2018の構成と見所

FOY2018の表彰式本体は次のような構成でした。

  • 第1部 「リーマンショックから10年/つみたてNISA」アンケート結果発表
  • 第2部 みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!!
  • 第3部 投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018

それぞれの詳しい内容はほかのブロガーさんがレポっているので、気になった部分のみ書きますね。

「体験談とアンケートからいろいろ学んだ第1部

始まる前にファンドの海のイーノ・ジュンイチさん(@i_nojunichi)が前座の挨拶。

「よく登壇するけど、これは顔出しOKな人が少ないから」とのこと。

自分も顔出ししない側だから、イーノさんのように顔出しでやってくれる方はとてもありがたいと思っています。

 

そして本編開始。

投資ブロガーのrennyさんとセロンさんの対談。

セロンさんは狐のお面をつけていましたが、声が出にくそう&画面が見にくそうでお面チョイスミス感 is ありましたね。

 

内容はFOYで聞かれたアンケートの結果・コメントについて。

「投資でコントロールできるのは感情くらいなもの」「夜明けはいつかやってくるが、夜は長い」「金融恐慌でリストラにあって生活防衛資金の大切さを実感した」と体験をもとにしたコメントがたくさんあり、とても勉強になりました。

どうしても良い面ばかりが紹介されがち・情報として入ってきがちなので、むしろこのような失敗談・フォロー手段こそ価値が高いのかもしれません。

 

また、アンケート結果自体も面白かったです。

リーマン時に投資していた・していなかったどちらの層も「リーマンショク級の恐慌がまたくる」と同じくらいの割合の人(97%)が考えています。

で、面白いのは「次の恐慌がいつくるか」についての感覚。

どちらの層も「いつきてもおかしくない」がトップなのは同じでした。

違いはそれ以降。

細かな数字は忘れましたが、投資していた層は「数年以内にくる」としているのに対して、投資していなかった層は「十数年〜数十年以内」としていたこと。

やはりリーマン経験者は警戒心が強いのか……

そして「つみたてNISAと一般NISAのどちらを利用していますか?また、その理由は?」というアンケート結果も。

  • 運用期間が20年長いからつみたてNISA
  • 個別株・ETFに投資しているからNISA
  • 限度額40万円は少なすぎるから一般NISA

など、色々な意見がありました。

私は運用期間の長さを魅力に感じてつみたてNISAにしています。

ETFも興味はあるんですけどね。

また、金額については40万以上はなかなか厳しいですね。

少なくとも生活防衛資金が貯まるまでは今のペースでやっていきます。

まぁ、この40万円という値自体アレなのかもしれませんが……

昨年の振り返りと熱いコメントにあふれていた第2部

昨年のFOYランキングの振り返りパートです。

司会はカン・チュンドさんと竹川美奈子さん。

昨年ランキング入りしたファンドについて、ブロガーさんからのコメントと司会のお二人からのツッコミ追加コメントという流れ。

夫婦漫才のような軽快な掛け合いで、聞いていて面白かったです。

「(楽天のファンドについて)楽天経済園にハマってるから推してます」というブロガーコメントについて、「SBI経済圏ってあるの?」だったり、いろいろ名言出してました。

楽天は市場・トラベル・ケータイなど裾野がめっちゃ広いんですよね……

いろんなブロガーさんからのコメントがありましたが、皆さん熱い熱い。

推しファンドへの愛・メッセージが伝わってきました。

ブロガーの方のコメントもそうですが、それ以上に凄かったのが司会のお二人。

コメントで言及されている内容(運用会社、信託報酬)についての内容がポンポン出てきます。

過去の信託報酬や前身のファンド、また「私が購入したときには購入手数料X%で、信託報酬はT%だったのにー」と数字も詰まってる。

まさにプロって感じでした。

メインディッシュ!感動の第3部

表彰式本番である2018年の投票結果発表でした。

司会は浜田節子さんとイーノ・ジュンイチさん。

順位は以下に示す通りです。

  • 第1位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  • 第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 第3位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • 第4位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 第5位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
  • 第6位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • 第7位 Vanguard Total World Stock ETF(VT)
  • 第8位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • 第9位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • 第10位 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018の画像より引用

各ファンドの詳細などは他のブロガーさんによるレポートの方が詳しいので、そちらを参照してください

なお、5位よりも上位のファンドの発表ならびに運用会社への表彰には抽選によって選ばれた5名のプロガーさんが立ち会われていました。

そして表彰後には運用会社の方によるスピーチが。

これがよかったですね。

比較するときにトラッキングエラーや純資産額、組み入れ銘柄は見ますが「それ以外」についてはあまりみなかったので良い機会になりました。

スピーチの中で心に残った部分だけ残しておきます

どうせ全文はどこかで公開されるでしょ……

5位 eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimの企画、推進は若手がやっているとのことでした。

若手がやるメリットは「トレンドに敏感」であるため、ニーズをくみ取りやすいという点だとも。

実際に2018年1月につみたてNISAが始まり、新しい領域(米国株)の人気が出たことを受けてeMAXIS Slim(米国)ができたとのこと。

ネットの声が吸い上げられている感があって、なんか嬉しいですね。

4位 楽天・全米株式インデックス・ファンド

コストについてよく言及されているファンドのイメージを持っていました。

そのためか、「今後、コストの削減に邁進したい」とのコメントが。

また、近日専用Webサイトを作って意見を募るとの発表もありました。

どんな感じのサイトなのか、何に対して意見を募るのか、詳細が気になりますね!!

3位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

5、4位は賞状でしたが、ここからはトロフィーが授与されていました。

eMAXIS Slim シリーズは対面販売がなく、ツイート・ブログ・噂が販売に直結しているとのことでした。

ブロガーの端くれとして自分たちの意見・書いたことが何か影響を起こせているのであれば嬉しいことです。

それだけ責任を持って、きちんと書いていくようにします。

 

また、「『eMAXIS Slimは普通すぎて芸がない。もう殿堂入りだな』言われることが目標である」と仰っていたのが印象的でした。

投資信託に投資する身としては、すべての投資信託が競い合ってコストを削減していってくれる環境はとても魅力的ですよね。(成績は犠牲にしないでね)

ただ、それで運用会社、販売会社などが成立するのかってのも疑問。

商売は三方良しで成り立つっていうし。

こう思っていたんですけど、続いた2位のニッセイ外国株式インデックスファンドのスピーチを聞いて「そんなところからも削るのか……」となりました。

2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

まずびっくりしたのが受賞にあたってのスピーチをした方。

順位発表の直後に司会の方が「〇〇さま、壇上におあがりください」というアナウンスがあるんですけど、アナウンスされたのが常務取締役の方でした。

常務ですよ、常務!

自分の会社の常務すらほとんど会ったことないっていうのに!

 

この時点で気圧されてましたが、スピーチの中身でさらに圧倒されました。

ファンドの方向性・信念についてのスピーチなんですけども、「どこかで全文公開されないですかね……」と心底思うくらい、熱くて素敵なスピーチでした。

もう一回しっかり見たいですね、まじで。

また、実務面についても興味深いお話がありました。

日本語力に自信がないので、箇条書きで書きぬいたメモからで失礼します。

  • 投資信託のコストは信託報酬だけではない
  • 安くできないか色々再チェックしてみた
  • 監査法人の報酬を削ってみた

この監査法人の報酬については組み入れ銘柄の売買執行コストやベンチマーク使用料も同列にあげて、「目論見書で開示しているファンド・していないファンドどっちもあり、これらも含めて考えてみてください」とのお話でした。

今までの枠を外してコストカットする部分が、自分の仕事で求められていることとも似ていて心に響きました。

1位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス

「日本のバンガードを目指します」というコメントが印象的でした。

また、投資信託への資金流入量が約1000億円(2017年)→約4000億円(2018年)と4倍弱になったことと、現在の相場から「これからしばらくの間は2018年に投資を始めた人の心が揺らぐ、弱くなる時ではないか。それを支えたい」ともおっしゃっていました。

私も投資は退場しないことが一番大切だと思っており、この面で何か役に立つような発信をしていきたいなと思いました。

オフ会としての感想

FOY本編はオフ会ではありません

ここまではFOY2018の内容について書きましたが、ここからは「オフ会の場」としてのFOYについてです。

本編はここまでの内容からわかるようにお堅い雰囲気

講堂のような席に座ってしっかり聞くスタイルです。

インデックス投資ナイトの感じをイメージしていたのでちょっと面食らいました。

情報蒐集不足ですね。

なので、ほとんど人と交流できず。

数人の方と開場前・退場後にご挨拶するのが精一杯でした。

懇親会でコミュ障発揮しちゃった

FOY表彰式本編にのみ参加→そのまま帰る予定でしたが、いろいろミラクルが起こって懇親会に参加できることに。

こちらは立食形式で、気の向くまま好きな人と会話できるタイプでした。

「普段はツイッター上でしか拝見できない人に会うチャンスだ。たくさん行くぞ!」と思っていたんです、開始前は。

始まってみると心が持たないんです。

挨拶に行きたくても、初めの一歩が踏み出せないっていうね。

そんな私に救世主が。

首から名刺(名前・アイコンが大きめに表示されてる)を下げていたんですけど、それを見て「ミドノンさんですよね」と話しかけてくださった方が何人もいたんです。

「名刺作っておいてよかった!!」と心から思った瞬間ですね。

そんなわけで懇親会ではいろんな方に挨拶ができてよかったです。

大活躍した名刺ですが、一つだけ反省事項が……

それは「持っていく枚数が少なかったこと」です。

「たくさんは配らないだろう」と思って、名刺ケースに入る分しか持って行かなかったんですね。

全100枚中、20枚くらいだけ。

これが大失敗。

懇親会の中盤くらいで足りなくなってしまい、挨拶した方に渡せないという事態に……

次に大きいイベントへ行く際は、残数全部持っていかなきゃ。

 

あと、自分を特徴する何かを作りたいですね。

キャラ立てしたい。

勝手に二次会

そんなこんなで懇親会も終了後、勝手に二次会してきました。

お相手はなまずん (@gameoftheweak)さん。

ツイッターではよく絡んで頂いてるのですが、現実で会うのは初めて。

同じ20代投資家ということで話が弾みました。

仕事の話とかお金の話とかね。

投資系のイベントでは先輩方のお話を伺うことが多いので、新鮮な感じでした。(参加したイベントが少ないだけかも)

都会について思ったこと

懇親会でいろんな人とお話しさせていただきました。

東京開催ということで関東在住の方が多かったようです。

お話の中で「わりとふらっと来れるから、懇親会のみ参加」って伺ったり「毎月第x水曜日は銀座でコツコツ投資家が集まるゆうべやってます」ってアナウンスを聞いたりして「田舎とは違うなぁ…」と思いました。

 

これが「文化資産へのアクセスの容易さ」ってやつなんですかね?

都会生活(特に通勤)はしんどそうですけど、やはり人が集まるだけの魅力・活気がありますね。

都会への憧れが強くなった小旅行でした。(正確にはイベントとかへのアクセスが容易なことへの憧れ?)

もはやFOY関係ないですけど……

コメント

  1. cafe_spoon より:

    だいぶ経ってしまいましたが、ご紹介ありがとうございました。